★掲示中ボード★
現在の掲示中のボードのご案内です。
タイトルは、「糖尿病や高血圧など持病のある方、ぜひお薬手帳をお持ちください」です。
お薬手帳を拝見すると、服用中のお薬の種類だけでなく、患者さんがどんな持病の治療を受けているかも分かります。
全身状態に配慮した歯科治療を受けられて安心です。
下記の病気の歯科治療への影響
糖尿病の方
・歯周病になりやすい…歯周病の炎症が起きやすく、治りにくいという傾向があります。定期的にメインテナンスを受け、歯周病から歯を守りましょう。
・傷が治りにくく、感染しやすい…手術後や抜歯後の傷が治りにくく感染しやすいです。抗生物質などは歯科からの指示通りに飲みましょう。
・血液サラサラのお薬を飲んでいると血が止まりにくい…糖尿病の合併症である心血管病の治療のために血液サラサラのお薬(抗凝固薬、抗血小板薬)を飲んでいると外科処置後になかなか血が止まりません。止血処置を念入りに行う必要があります。
・低血糖発作を起こすことがある…食事療法、飲み薬、インスリンなどで血糖値のコントロールをして体調を整え、自己判断で食事を抜かないで治療に臨みましょう。
高血圧の方
・出血しやすい…血圧のコントロールがされていないと歯周ポケットの深いところをスケーリング(歯石取り)したり、歯茎の切開や抜歯などの外科処置をしたときに出血しやすい傾向があります。
・血液サラサラのお薬を飲んでいると血が止まりにくい…高血圧の合併症である心血管病の治療のために血液サラサラのお薬(抗凝固薬、抗血小板薬)を飲んでいると外科処置後になかなか血が止まりません。止血処置を念入りに行う必要があります。
・血圧が急上昇しやすい…どんなに度胸のいい人も歯科治療は緊張するもの。治療中に血圧が急上昇してめまいやふらつきが起きては危険です。食事療法や飲み薬で血圧を十分にコントロールして受診しましょう。
(参照:nico 2017年3月号 P10-P23 糖尿病、高血圧etc.持病のあるかた 歯科受診にもお薬手帳を忘れずに!)