★今週のボード★
今週のボードのタイトルは、「お子様のこんな口元にご用心!」です。
お子様のこんな口元お見かけしたことはございませんか?
・唇が閉じない
・ポッテリとした唇
・鼻が低い
・上下どちらかの唇が前に出ている
・顎が引っ込んでいる
こんな口元のお子様は要注意です。
お口ポカンは歯や体に影響することがあります。
歯への影響
・歯並びが悪くなりやすい
口を閉じないことによって、唇の力が前歯を抑え込まないため出っ歯になりやすくなる。
また、下あごがダラリと下がった舌に押され前に出て、受け口になってしまうことも。
・むし歯や歯周病のリスクが高くなる
唾液が乾きやすいために、初期むし歯を補修してくれたり、細菌の活動を抑え込んでくれる唾液の大切な機能が十分に働かず、むし歯や歯周病になりやすくなります。
体への影響
・風邪を引きやすくなる
細菌が口から入り込みやすくなる。また、喉や扁桃腺が潤いを失って細菌やウイルスが張り付きやすくなるため風邪などの感染症を起こしやすくなる。
・アレルギー性鼻炎との関連
口が乾燥して炎症を起こしやすいことがアレルギー疾患の原因になることも。
・集中力が続きにくい!?
まだマウスを使った研究段階ですが、集中力が続きにくいという結果が。
・睡眠時無呼吸症との関連
就寝中のお口ポカンは、舌がダラリと下がって気道を塞ぎやすく、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因になることも。息が苦しく睡眠が浅くなって寝不足になることも。
・お口ポカン独特の顔に…
唇はポッテリとして、上下どちらかの唇が前に突き出し、鼻が低めで顎が引っ込み気味というお口ポカン独特とされる顔貌が指摘されている。
お子様の口元、何か気になられることがございましたらいつでもやました歯科にご相談ください。
☎0942-52-3819
【引用文献】
nico 2017年10月号 子どものお口ポカ~ンを防ぎたい! P35~P41