今年も節目歯周病検診が始まります。
皆さんこんにちは、八女郡広川町のやました歯科医院の山下です。
去年から引き続いて、6月から節目歯周病検診が始まります。
今年は広川町に加えて、八女市・筑後市の方も節目歯周病検診ができるようになりました。
以下に概要を
<広川町>
受診対象者
20歳、25歳、30歳、35歳、40歳、50歳、60歳、70歳(平成31年3月31日現在)
受診期間
平成30年6月1日(金)から平成30年12月28日(金)まで
検診内容
問診、歯科検診、歯面清掃
受診料
300円
受診場所
(八女筑後歯科医師会HP内)
<筑後市>
対象者
平成31年3月31日現在、40歳・50歳・60歳・70歳の人
受診期間
平成30年6月1日(金)から平成30年10月31日(水)まで
実施場所
登録歯科医院
検診項目
問診、歯科健診、歯面清掃
自己負担金
500円
<八女市>
対象者
平成31年3月31日現在、40歳・50歳・60歳・70歳の人
受診期間
平成30年6月1日(金)から平成30年11月30日(金)まで
実施場所
登録歯科医院
検診項目
問診、歯科健診、歯面清掃
自己負担金
300円
※5月28日に追記・修正しています。
節目歯周病検診の意義
歯周病は痛みもなく、静かに進行する感染症です。
歯周病細菌が歯周ポケット内に多く存在すると、炎症を起こし歯を支える歯槽骨を溶かしてしまいます。
「歯がグラグラしてきた」、「朝起きると歯茎から出血がある」など自覚症状が出現すると歯周病は進行していることがほとんどです。
そして、歯周病は人類に最も広がっている感染症です。
日本人の40代以上の3割は病的な歯周ポケットを持っていることが歯科疾患実態調査がわかっています。
自覚症状がないうちに早めに歯周病を見つけて予防していくことが重要です。
歯周病と糖尿病
歯周病は全身の健康とも深く関わっていることが明らかになっています。
糖尿病は感染症に弱くなる病気です。
歯周病は感染症なので糖尿病があると歯周病は悪化します。
そして、歯周病が悪化すると炎症症状が増悪するので糖尿病も悪化します。
糖尿病は悪化すると三大合併症と言われる腎症、網膜症、神経症を引き起こします。
特に糖尿病性腎症は人工透析の原因疾患の第1位となっています。
ということで、歯周病を早期に予防することは糖尿病の悪化を食い止めることにつながります。
ですので、痛いところがなくてもこの節目健診の機会に歯周病のチェックを受けられることをお勧めしています。