CERECとは?
皆さんは虫歯の治療においてはどのようなイメージをお持ちでしょうか? 虫歯治療は回数がかかる、銀歯が入るから見た目が気になる、治療してもまた周りが虫歯になってしまうといったイメージをお持ちの方も多いのではないのでしょうか? 当院ではそのようなイメージを覆す全く新しい虫歯治療を導入しています。 それがCERECによる虫歯の治療になります。 治療としては以下のようになります。 before 一番右の銀歯にご注目ください。 after(施術時間1時間30分程度) 白く美しい歯に生まれ変わりました。 CERECと保険治療の銀歯の違いを比較すると以下の3点になります。
①銀歯より長持ちする
②治療回数が1回で終わる
③白く見た目が美しい歯になる
まず①についてですが、CERECは1980年代から治療が始まっており30年程度の歴史があります。 その中での研究データで10年間の生存率(治療後10年間治療したものが口の中に残っている確率)は CEREC インレーで94%、保険適応のインレーで64%というデータがあります。 このデータをみるとCERECインレーは長持ちする治療であるといえます。 ②についてですが、CERECは1日で治療が終わります。 その秘密は10分程度で詰め物を削り出してしまうミリングマシンと口の中を正確に再現できる口腔内カメラ(当院ではオムニカム)です。
小さい詰め物ですと、だいたい5-6分、かぶせものでも10分程度で作ってきます。 従来の技工所に出すとどうしても2-3日作製に必要になりますのですごい技術革新だと思います。 1回で治療が終わるメリットはとても大きいものがあります。 それは詰め物と歯との「接着」です。 歯を削って形を整えた後に、従来ですと仮の詰め物をして詰め物ができるのを待っていただきますが、 そうすると、仮の詰め物と歯の間に細菌が入り込み、歯の表面が汚れた状態になってしまいます。 汚れた表面の上には詰め物がうまくくっつかないということが起こってしまいます。 その点、CERECは削った後すぐに詰め物をくっつけることができるので非常に強固に接着します。 このことがCERECが長寿命なことと影響しています。 ③についてはCERECは白いセラミックブロックを使用していますので、治療後が上の写真のように美しい仕上がりになります。
コメントを残す